プラントベースの食事でタンパク質、脂質、炭水化物をバランスよく摂る方法

プラントベース

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プラントベースの食事を始める方も増えてきましたが、タンパク質や脂質、炭水化物をバランスよく摂ることができるか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。本記事では、プラントベースの食事でもタンパク質、脂質、炭水化物をバランスよく摂る方法についてご紹介します。

プラントベースの食事で摂取するべき栄養素

タンパク質、脂質、炭水化物は、栄養素の中でも身体に必要不可欠なものです。それぞれの役割や必要量について詳しく説明します。

【タンパク質】

タンパク質は、身体の細胞や組織、筋肉などを作り上げるために必要な栄養素です。また、酵素やホルモンの合成にも必要です。タンパク質はアミノ酸から構成されており、体内で合成できない必須アミノ酸があります。そのため、食事から適切な量のタンパク質を摂取する必要があります。

タンパク質の必要量は、身体の大きさや性別、運動量などによって異なりますが、一般的には体重1キログラムあたり1グラム程度が推奨されています。例えば、体重60キログラムの人であれば、1日に60グラム程度のタンパク質を摂取する必要があります。

【脂質】

脂質は、細胞膜の構成要素として必要なほか、エネルギー源としても使われます。また、ビタミンAやD、E、Kなどの吸収にも関与しています。脂質には、不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸などがあり、摂り過ぎると健康に悪影響を与えることがあるため、摂取量には注意が必要です。

脂質の必要量は、タンパク質と同様に個人差がありますが、一般的には総エネルギー量の25~30%程度が推奨されています。

【炭水化物】

炭水化物は、身体にエネルギーを供給するための主要な栄養素です。炭水化物には単糖類、二糖類、多糖類などがあり、食物繊維も炭水化物の一種です。炭水化物を消化すると、体内にブドウ糖として吸収され、エネルギー源として使われます。

炭水化物の必要量は、体重や運動量によって異なりますが、一般的には総エネルギー量の50~60%程度が推奨されています。ただし、過剰に摂取すると肥満や糖尿病などの疾患リスクが高まるため、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。

以上のように、タンパク質、脂質、炭水化物は、それぞれ身体に必要な役割があります。プラントベースの食事でも、これらの栄養素をバランスよく摂取することができます。しかし、タンパク質や脂質、炭水化物だけでなく、ビタミンやミネラルもバランスよく摂取することが大切です。自分に合ったバランスの良い食事を摂ることが大切です。

タンパク質をバランスよく摂る方法

\プラントベースのタンパク源/

  1. 豆類
  • 豆類には、豆腐、納豆、枝豆、エダマメ、ひよこ豆、黒豆、小豆、レンズ豆など
  1. 穀物
  • 穀物には、玄米、オートミール、キヌア、アマランサス、大麦など
  1. ナッツ・種実類
  • ナッツや種実類には、アーモンド、ピスタチオ、クルミ、カシューナッツ、チアシード、フレックスシード、ヘンプシード、サンフラワーシードなど
  1. 野菜
  • 野菜には、ブロッコリー、アスパラガス、アボカド、スピナッチ、ケール、キャベツ、グリーンピースなど
  1. 海藻類
  • 海藻類には、アルゲ、ノリ、ワカメ、カイワレ、スピルリナなど

以上はプラントベースのタンパク源の一例です。

【豆類】

豆類は、プラントベースの食材で最もタンパク質が豊富です。以下は、豆類からタンパク質を摂取する方法です。

  • 豆腐:タンパク質量が多く、肉や魚の代替品として使います。豆腐料理は多種多様で、炒め物、スープ、サラダ、デザートなどに使うことができます。
  • 納豆:日本の伝統的な発酵食品で、タンパク質量が多く、ビタミンK、食物繊維なども豊富です。
  • ひよこ豆:煮物やスープ、サラダなどに使われます。フムスなど、国際的な料理にも使用されます。
  • エダマメ:茹でたままおつまみとして食べられるほか、炒め物、サラダ、スープに使うこともできます。
  • その他:黒豆、小豆、レンズ豆など、豆類にはさまざまな種類があります。

【ナッツ・種実類】

ナッツ・種実類には、タンパク質だけでなく、脂質や食物繊維、ビタミン、ミネラルも豊富に含まれています。以下は、ナッツ・種実類からタンパク質を摂取する方法です。

  • アーモンド:ビタミンE、マグネシウム、脂質、タンパク質が含まれます。スナックやサラダに使います。
  • ピスタチオ:ビタミンB6、鉄分、タンパク質が含まれます。おつまみやデザートに使います。
  • クルミ:オメガ3脂肪酸、タンパク質、食物繊維が含まれます。サラダやスムージー、スナックなどに使います。
  • カシューナッツ:カルシウム、マグネシウム、タンパク質が含まれます。スナックやカレー、炒め物などに使います。
  • その他:マカダミアナッツ、ピーナッツ、チアシードなど、さまざまなナッツ・種実類があります。

【穀物】

穀物は、炭水化物の主要な供給源ですが、中にはタンパク質も豊富なものがあります。以下は、穀物からタンパク質を摂取する方法です。

  • キヌア:必須アミノ酸を含むタンパク質が豊富で、ビタミンB、食物繊維、鉄分なども豊富です。サラダやスープ、グラノーラなどに使います。
  • オートミール:食物繊維、タンパク質、ビタミンBが含まれます。朝食に食べられるほか、スムージーなどにも使います。
  • :アジアを中心に広く食べられている主食です。白米よりも玄米の方がタンパク質量が多く、食物繊維やビタミンBも豊富です。

脂質をバランスよく摂る方法

代表的なプラントベースの脂質源です。

【アボカド】

アボカドは、モノ不飽和脂肪酸が豊富な果物です。モノ不飽和脂肪酸は、コレステロール値を下げる効果があるとされ、心臓病の予防に効果的とされています。また、ビタミンEやカロテノイドなどの抗酸化物質も含まれており、美肌効果や免疫力アップにも役立ちます。

アボカドは、スライスしてサラダに加えたり、スムージーやディップに加えたりすることができます。

【ナッツ・種実類】

ナッツ・種実類には、多くの種類で脂質が含まれています。例えば、アーモンド、ピスタチオ、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、チアシード、フラックスシードなどが挙げられます。ナッツや種実類は、スナックとして食べたり、サラダに加えたり、スムージーに加えたりします。

これらのナッツ・種実類は、ポリ不飽和脂肪酸やモノ不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、コレステロール値を下げる効果や、心臓病やがんの予防に効果的とされています。

【オリーブオイル】

オリーブオイルは、不飽和脂肪酸が豊富な油です。不飽和脂肪酸は、コレステロール値を下げる効果があるとされ、心臓病の予防に効果的とされています。また、ビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化物質も含まれており、血行促進や免疫力アップにも役立ちます。

オリーブオイルは、サラダドレッシングや調理用に使用することができます。

【シード】

シードからは、亜麻仁油やチアシードオイルなどの油が取れます。これらの油には、ポリ不飽和脂肪酸が豊富に含まれているため、コレステロール値を下げる効果があり、心臓病やがんの予防に効果的とされています。また、ビタミンEやミネラルも含まれており、美肌効果や骨の健康維持にも役立ちます。

チアシードやフラックスシードなどのシードは、スムージーやヨーグルトに加えたり、パンやクッキーなどのお菓子にも使用することができます。

炭水化物をバランスよく摂る方法

【玄米】

玄米は、消化吸収がゆっくりで、食物繊維が豊富な炭水化物源です。食物繊維は、腸内環境を整える効果や、便秘を解消する効果があります。また、ビタミンB1やミネラルなども含まれており、エネルギー代謝に役立ちます。

玄米は食感がいいので、ご飯として食べる他にもサラダに加えたり、炒めて食べても美味しいです。

【キヌア】

キヌアは、たんぱく質や食物繊維が豊富な穀物です。また、ビタミンB1やミネラルなども含まれており、エネルギー代謝や筋肉の機能維持に役立ちます。

キヌアは、ご飯やサラダ、スープに加えることができます。また、パンやクッキーなどのお菓子にも使用することができます。

【オートミール】

オートミールは、食物繊維が豊富な穀物です。また、ビタミンB1やミネラルなども含まれており、エネルギー代謝や筋肉の機能維持に役立ちます。

オートミールは、朝食のシリアルや、スムージーに加えることができます。また、パンやクッキーなどのお菓子にも使用することができます。

【フルーツ】

フルーツには、糖質が豊富に含まれています。また、ビタミンやミネラルも含まれており、免疫力アップや美肌効果などの効果が期待できます。

フルーツは、スムージーやサラダ、デザートなどで食べます。

【野菜】

実は野菜にも、糖質が豊富に含まれています。また、ビタミンやミネラルも含まれており、免疫力アップや美肌効果などの効果があります。

野菜は、サラダや炒め物、スープなどで食べます。

プラントベースの食事の注意点

プラントベースの食事には、ビタミンB12、鉄、亜鉛などの栄養素が不足することがあります。それぞれの栄養素について注意方法をご紹介します。

【ビタミンB12】

ビタミンB12は、神経系や赤血球の形成に必要な栄養素です。ビタミンB12は、動物性食品に多く含まれています。プラントベースの食事では、植物性食品にはほとんど含まれていませんので、不足しがちな栄養素です。ビタミンB12の不足は、貧血や神経症状などの症状を引き起こす可能性があります。

プラントベースの食事でも、ビタミンB12を摂取する方法があります。例えば、ビタミンB12を含むサプリメントを摂取する、ビタミンB12を添加した加工食品を摂取する、または、酵母エキスや納豆などに含まれるビタミンB12を摂取することができます。

【鉄】

鉄は、赤血球の形成や免疫機能の維持に必要な栄養素です。プラントベースの食事では、赤身の肉やレバーなどの動物性食品に比べ、鉄分の吸収率が低くなる傾向があります。また、植物性食品に含まれる鉄は非ヘム鉄と呼ばれ、吸収されにくい傾向があるため、不足しがちな栄養素です。

プラントベースの食事でも、鉄を摂取する方法があります。例えば、鉄分の吸収を促すために、ビタミンCを含む食品と一緒に摂取する、鉄分が豊富な食品をバランスよく摂取する、または、鉄分を添加した加工食品を摂取することができます。

【亜鉛】

亜鉛は、免疫機能の維持や細胞の成長、代謝に必要な栄養素です。プラントベースの食事では、肉類や魚類に比べて亜鉛を多く含んでいる食品が少ないため、不足しがちな栄養素です。また、植物性食品に含まれるフィチン酸という成分が、亜鉛の吸収を妨げることがあるため、注意が必要です。

プラントベースの食事でも、亜鉛を摂取する方法があります。例えば、亜鉛を多く含む食品をバランスよく摂取する、鉄分の吸収を妨げるフィチン酸を減らすために、発酵食品や発芽食品を摂取する、または、亜鉛を添加した加工食品を摂取することができます。

プラントベースの食事でも、不足しがちな栄養素には注意が必要です。バランスの良い食事を心がけるとともに、必要な栄養素を摂取するために、サプリメントや加工食品を上手に利用しましょう。

まとめ

プラントベースの食事でも、タンパク質、脂質、炭水化物をバランスよく摂ることができます。豆類やナッツ・種実類、穀物、シーフード、アボカドやナッツ・種実類、シード、オリーブオイル、アボカドオイル、玄米やキヌア、オートミール、フルーツ、野菜など、多様な食材を組み合わせることで、必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。ただし、ビタミンB12や鉄、亜鉛などの栄養素には注意が必要で、適量を守って摂取することが大切です。自分に合ったバランスの良い食事を心がけ、健康的な生活を送りましょう。

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