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プラントベース生活とパートナーの食の違い。話し合いで見つけた私たちのルール

プラントベース生活

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病気を経験してから、日々の食事と運動のバランスを大切にするようになった unasu です。

私はプラントベースを基本に、できるだけシンプルで体に優しい料理を続けています。
一方で、旦那さんはアフリカ出身。辛い料理が日常の味なので、いつも私の料理にはラー油やチリソースをプラスして食べていました。

そんな私たちの食卓に、ある日ちょっとした衝突がありました。


市販のカレーペーストで作ったカレーから始まった会話

辛い料理のレパートリーが少ない私は、台湾やインドネシアの市販のカレーペーストを使ってグリーンカレーやトムヤムクンを作っていました。
旦那さんも「美味しい!」と喜んでくれていたので、私は嬉しくて続けていたんです。

ところが、ある日突然言われました。

「この市販のカレーペーストって、化学調味料がたっぷり入ってるよね。体に悪いから、これは良くない」

一瞬、ドキッとしました。
プラントベースを大切にしている私自身、化学調味料は避けたいもの。でも「旦那さんが美味しいと言ってくれるなら」と思って、無理して取り入れていたのです。


プラントベースと辛い料理好き、価値観の違いを話し合う夜

その日の夜、私たちは真剣に話し合いました。

私が勇気を出して言いました。
「これからは、好きじゃないと思った食べ物はちゃんと教えて欲しいな」

すると彼は、少し考えてこう答えました。
「でも、君の料理を食べるたびに『材料は何?味付けは何?』って聞くような無粋な男にはなりたくない。それは僕のスタイルじゃない」

私は思わず言い返しました。
「でも、私が後から知る方が傷つくんだよ」

彼は少し黙ってから、もう一度同じことを言いました。
「それでも、僕はそういう男にはなりたくない」

そこで私も正直な気持ちを伝えました。
「ごめんなさい。本当は私も市販のカレーペーストは化学調味料がたくさん入っているから好きじゃなかった。でも、あなたが『美味しい』って喜んでくれるのが嬉しくて、合わせてしまっていたの」

すると彼は、少し笑いながら言いました。
「Oh, そういう時はちゃんと教えて欲しい」

私はすぐに答えました。
「ね、教えて欲しいでしょう?私も同じ気持ちだよ」

二人で顔を見合わせて、自然に笑みがこぼれました。「これからはお互い、ちゃんと本音を言おうね」と約束できた瞬間でした。


ふたりで決めた新しいルール

じっくり話し合った結果、私たちの間に新しいルールができました。

  • 化学調味料はできるだけ使わない
  • 味付けはシンプル(塩・胡椒・ドライスパイス)で十分
  • 辛さはスパイスや唐辛子で自然に調整する
  • 旦那さんが恋しくなるアフリカ料理は、まとめて作って冷凍保存しておく

こうして決めたルールは、どちらかが我慢するのではなく、**「お互いが心地よく過ごせるための妥協点」**になりました。

私にとっては「もう無理に合わせなくていいんだ」という安心感。
彼にとっては「自分の好きな料理を大事にしていいんだ」という自由。

どちらの気持ちも守れる形を見つけられたことが、とても嬉しかったです。

こうして、お互いの「こだわり」を尊重しながらも、無理なく続けられるスタイルが見えてきました。

話し合いのあとに作った夕食がこちら。

話し合いの後の夕食プレート

私はプラントベースプレートをそのまま楽しみ、旦那さんはそこに鶏肉をプラスして食べました。シンプルだけど、それぞれが満足できる形になって「美味しい!」と言ってもらえたのが嬉しかったです。

さらに、この夕食の食材を選ぶための買い物も楽しい時間でした。季節のフルーツや野菜を選びながら、「今日はこんな風に食べよう」と考えるだけで気持ちが明るくなり、ワクワクしていました。


体験して気づいた、パートナーと食生活を続ける工夫

この経験から気づいたのは、プラントベース生活は「一人で頑張るもの」ではなく、パートナーとの理解や歩み寄りがあってこそ続けやすいということです。

💡 工夫のヒント

  • お互いの「嫌なこと」を言える環境を作る
     → 私がインスタント調味料を使っていたのは、「彼が美味しいと言ってくれるから嬉しい」という思いやり気持ちからでした。でも実際には、それが自分のスタイルを無理に変えることにつながり、彼にとっても「望んでいないこと」だったのです。この経験を通して学んだのは、「自分が良かれと思ってやっていることでも、相手にとって必ずしも正解ではない」ということ。だからこそ、「私はこう感じているよ」と正直に伝えてみることが大切なんだと思いました。 最初は彼もピンときていませんでしたが、私が正直に気持ちを話すと「そういう時はちゃんと教えて欲しい」と返してくれて、お互いに本音を出せるようににつながりました。
  • 完璧に合わせなくてもいい
     →私は「パートナーに合わせなきゃ」と思っていたわけではなく、相手が美味しいと喜んでくれるのが嬉しくて料理をしていました。だからこそ、つい自分の好みやスタイルを後回しにしてしまったんです。でも話し合ってみると、全部を同じにする必要はなくて、辛さはスパイスを足せば解決するし、食べたい料理はまとめて作って冷凍しておけばいいと分かりました。工夫すれば一緒に食事を楽しめることに気づきました。
  • 自分のスタイルを大切にする
     →「美味しい」と言ってもらえるのが嬉しくて、市販のカレーペーストも使っていましたが、本当は私はあまり好きじゃなかったんです。勇気を出してそれを伝えたら、「そういう時はちゃんと教えて欲しい」と返してくれました。そこから、相手が喜んでくれるのが嬉しくて合わせてきたけれど、やっぱり自分のスタイルも大事にした方が、ふたりにとって心地よく過ごせるんだと気づきました。

まとめ|本音を伝え合うことでプラントベースがもっと心地よく

今回の出来事を通して感じたのは、プラントベースの食生活は一人で頑張るものじゃないということ。パートナーと気持ちを伝え合いながら工夫すれば、ずっと続けやすくなります。

「相手が喜んでくれるから」と合わせることも大切だけど、自分のスタイルを大事にすることも同じくらい大切。正直に話し合ったからこそ、お互いの価値観を理解できて、食卓がもっと心地よいものになりました。

これからも完璧を目指す必要はなくて、シンプルな味付けや小さな工夫で十分。お互いに「美味しいね」と笑い合える食事こそ、プラントベース生活を続ける一番のエネルギーになるんだと思います。

「パートナーが肉好きだから…」「味の好みが合わないから…」と悩んでいる方も、ぜひ一度、素直な気持ちで話し合ってみてください。
食卓のルールは、案外シンプルなところに落ち着くかもしれません。無理せず工夫しながら、あなたのプラントベース生活も続けてみてください。

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